オリガミドリッパーと言えば、オシャレなドリッパーの代表格。その名の通りまるでオリガミで折ったような洗練されたデザインが特徴です。
デザインに注目が集まっていますが、注湯スピードで変化をつけたり、好みの味に調整できる人気の円錐型になっています。
ちなみに世界大会優勝者が使用したことでも有名です。
オシャレかつ機能性のあるドリッパーですね。
ということで、今回はORIGAMIドリッパーをレビューしていきます。
- オリガミドリッパーの詳細
- オリガミドリッパーの使い心地
- 他のドリッパーとどこが違うのか
完全にデザインで選びましたが、オリガミドリッパーで淹れるとクリアなんだけどまろやかなコーヒーになるんですよね。
ついつい手に取りたくなるドリッパーです。
自分好みのコーヒーを追求したい方や、コーヒータイムの気分を上げたい方におすすめ。
ORIGAMIドリッパーのスペックと詳細
ORIGAMIはバリスタやカフェなど、いわゆるコーヒーのプロに寄り添ったプロダクトを製造しているブランドです。
400年以上の歴史がある「美濃焼」で作られたドリッパーは、国内だけでなく海外でも高い人気があります。
見た目はもうアートです。
サイズ(S) | 直径110×高さ70mm 底穴25mm |
材質 | 磁器 |
耐熱温度 | 120℃ |
カラー | 16色展開 |
サイズはSとMの2タイプ。僕はSサイズを購入しました。
- Sサイズ→1~2杯用
- Mサイズ→3~4杯用
ご家族でコーヒーを楽しむ方はMサイズのほうが使い勝手がイイかも。
ホワイトだと汚れが目立つかなーと思い、カラーはマットグレーに。淡いグレーがいい感じ。表面の質感は少しザラっとしています。
側面にはORIGAMIのロゴがあります。
オリガミドリッパーはカラー展開が豊富なのも特徴で、現在16色も展開されています。ツヤありタイプ11色とマットタイプ5色ですね。
どれもイイ色過ぎて悩むのが悩み。
オリガミドリッパーは樹脂製の「ORIGAMIドリッパーair」というラインナップもあります。コチラは6色展開。
磁器製よりもさらに軽くて割れる心配もなくなりますね。
扱いやすいのが欲しいという方はairがいいかも。
ちなみにORIGAMIはドリッパーホルダー別売りです。ということで木製のドリッパーホルダーも一緒にポチっちゃいました。
アカシア材のホルダーで素材感がすごく出てます。ササっと洗いたいという場合は樹脂製のタイプも展開されているので、そっちのほうがいいかもです。
セットするとこんな感じ。いいですね。コーヒーを淹れる時の気分を上げてくれるツールというだけでも満足度は高い…!
と、ざっくり外観でした。こんな繊細そうなドリッパーですが、磁器製ということもあり食洗器で洗えるみたいです。お手入れがラクなのも◎。
ORIGAMIドリッパーの構造
取っ手のついていないシンプルなデザイン。遠目からみたら本当に紙のように見えるくらい薄い仕上がりになっています。
厚みは約4mm。磁器製のドリッパーの中でも群を抜いて薄いですね。磁器は熱が伝わりやすいという特徴もありますが、この薄さなのでさらに熱の伝わるスピードも速そう。
そして軽い…!重さは約135グラム。はじめて手に取ったときは割と驚きました。
軽いこともあってついつい手に取ってしまうんですよね。
中には20本の深いリブ。
底穴は大きな一つ穴タイプ。ここにもリブが入っています。
オリガミドリッパーの代名詞的なリブ構造。
20本の深いリブがあることでお湯抜けがよく、お湯を落とすスピードを調整することで自在に味の調整が可能となっています。
プロも使うドリッパー
ORIGAMIドリッパーはプロのバリスタが大会で使用したことで注目を浴びるようになりました。
- 「Japan Brewers Cup 」
2018年優勝 - 「World Brewers Cup」
2019年優勝
実際にカフェで採用しているお店もあり、多くのプロがその機能性を支持しています。
ポテンシャルは折り紙付きです。
ORIGAMIドリッパーの使い心地
注湯スピードを変えたり、豆の挽き具合で好みの味に調整できるオリガミドリッパー。
お手軽なドリッパーというよりは、味を追求したい方向けのドリッパーという感じですね。
2種類のフィルターが使える
オリガミドリッパーは、円錐フィルターとウェーブフィルターの2種類に対応。ちなみにオリガミドリッパーの専用フィルターも販売されています。
複数のフィルターが使えるドリッパーはかなり珍しい。
2種類のフィルターが使えることで色々な調整がてきるというメリットがあります。
まずは円錐フィルター。乗せるとこのような感じです。ドリッパーとフィルターのあいだに結構な隙間がありますね。
ドリッパーとの密着具合が少ないことで抵抗感なくスルスルお湯が落ちていきそう。
つづいてウェーブフィルターですね。ぴったり収まっているので見た目的にはコッチの方がしっくりきます。
ウェーブフィルターは、先ほどの円錐フィルターよりもしっかりくっついて密着度が高い。
フィルターの底もお湯が溜まりやすい形状。お湯抜けスピードも若干遅くなりそうです。
飲み比べてみた
ということで実際に飲み比べてみました。
- マンデリン(中煎り)
- 10グラム
- 中細挽き(C2の22クリック)
- 90℃
- 160mm
- 40mm×4回
- 落ち切りまで
なるべく差が出ないようにベーシックなレシピで比較。ではテイスティング!↓↓
意外だったのは落ち切り時間。ウェーブフィルターの方が5秒くらい早く落ち切るという結果に…!
それもあってか雑味が少なくスッキリとした飲み心地。まろやかさもあって個人的にはウェーブフィルターのほうが美味しく感じられました。
逆に円錐フィルターはウェーブフィルターと比べるとしっかり目で濃いような感じ。どっしり系が好きな方はコッチがいいかも。
とはいえ、飲み比べないとわからないくらいな差だと思います。
ということで、もし使い分けるなら…
- ウェーブフィルター→基本コレ
- 円錐フィルター→浅煎りを少し細挽き
ウェーブフィルターの味がかなり好みだったので、基本コレを使っていきたいですねー。深煎りの豆も試してみたい。
円錐フィルターは浅煎りの豆をいつもより少し細く挽いて、フルーティーな甘みをしっかり味わえるように。
という感じで使い分けてみようと思います。
ハリオV60と比較
樹脂製にはなりますが、手元にあった同じ円錐型のハリオV60と比較してみます。
比べるとオリガミドリッパーの底穴の大きさがわかりますね。
底穴のサイズ・リブの形状から、オリガミドリッパーの方がヌケが良さそうな気がします。
飲み比べてみた
さきほどと同じ条件でハリオV60とも比べてみました。
落ち切りスピードはオリガミの円錐フィルターとほぼ同着。
味についてもオリガミの円錐フィルターで淹れたのと同じような味わいでした。若干ですがオリガミの方がクリアかなー。樹脂と磁器の違いがあるのかも。
ORIGAMIドリッパーまとめ
オリガミドリッパーはお湯抜けの良さとフィルターの使い分けで、かなり幅広い味が楽しめるドリッパーです。
基本スッキリとした味わいになるになるので、しっかりとしたコクを出したい場合は細挽きにして調整など、挽き具合を変えていくのがやりやすいかと思います。
自分好みの淹れ方を追求するという、新たな扉を開いてくれるドリッパー!
ORIGAMI+ウェーブフィルターがすごく気に入りました。
あと、見た目が最高です。なんだかんだコーヒーを淹れている瞬間のテンションって大事ですからね。
コーヒータイムの気分を上げたい方はぜひ…!