コーヒーを毎日飲むようになるとストックする量も必然的に増えてきます。そうなると気になるのがコーヒー豆の賞味期限…。
漠然と日持ちしそうなイメージですが実際のところどうなんでしょう。
ということで、コーヒー豆の賞味期限について調べてみました。
- 賞味期限はどれくらい?
- 賞味期限切れの豆はどんな味?
- コーヒー豆の保存方法
開封してから美味しく飲めるまでの目安や、おすすめの保存方法まで紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
コーヒー豆の賞味期限は?
コーヒー豆は時間が経つにつれて味わいが落ちてしまいます。これはコーヒー豆に含まれる油脂成分が、時間の経過とともに酸化してしまうのが原因です。
酸化の進んでしまったコーヒー豆は、いわゆるフルーティーな酸味ではなく、嫌な酸っぱさが出てしまうのが特徴。
この嫌な酸っぱさが賞味期限を超えると顕著に出てきてしまうんですね。
コーヒー豆の賞味期限についてはメーカーごとに様々な見解があり、一概に「◯日!」という決まりはありません。
コーヒー豆の状態によっても左右するので、それぞれの目安を調べてみました。
未開封の賞味期限
ということで、コーヒー豆の販売をしている「カルディ」と「UCC」の見解を抜粋…!↓↓
カルディ賞味期限について
風味、味ともにおいしくお召し上がりいただくためには、ご購入から1か月ぐらいを目安にお飲みいただくことをおすすめしております。
カルディコーヒーファームで販売しているコーヒーは、お客さまのご注文に応じて販売する対面販売であるため、この場合賞味期限の表示義務がないため省略させていただいております。
一部工場で挽いたコーヒー豆、オンラインストアで販売するコーヒー豆に関しては、賞味期限は製造より約8カ月の表示をしておりますが、いずれとしましても、おいしくお召し上がりいただくために、ご購入から1か月ぐらいを目安にお飲みください。
引用元:KALDI公式
UCC賞味期限について
「賞味期限」は未開封の状態で室温保存されていた場合の「おいしく飲める期限」のことです。メーカーによっても若干異なりますが、製造日から「12カ月」を目安にすると良いでしょう。
引用元:UCC公式
2社の見解をまとめると未開封の状態であれば、製造日から8ヶ月〜12ヶ月程度。パッケージに賞味期限の記載がある場合はその期間内までに飲むのがベターです。
開封後の賞味期限
開封後は湿度の影響をモロに受けてしまうので酸化も早まります。
そのため開封後の賞味期限はキャニスターなどに保管して2週間~1ヶ月が目安。できるだけ早く消費することが推奨されています。
粉の場合の賞味期限
挽いてある状態のコーヒー豆は、空気に触れる機会も増えてしまいます。そのため豆の状態よりも早めに消費するのがおすすめです。
未開封であれば豆の状態と同じく12カ月以内が目安。開封後は7~10日を目安に飲み切るようにしましょう。
賞味期限が切れたコーヒーは飲んでも大丈夫?
コーヒー豆は時間が経つと味わいは落ちてしまいますが、飲むことはできるそうです。
AGF賞味期限切れについて
期限が切れると、徐々に香りが低下していきますが、飲用はできますのでお早くお使いください。
引用元:AGF公式
とはいえ買ってから何年も経ってしまったコーヒー豆を飲み切るのは、なかなかに苦行かと思います…。
ということで、「買ったら出来るだけ早く飲む!」が圧倒的結論。笑
すぐに飲み切れない場合はコチラの目安を参考にしてみて下さい↓↓
コーヒー豆(未開封) | 8~12ヶ月 記載があれば期間内まで |
コーヒー豆(開封後) | 2週間~1ヶ月 |
コーヒー粉(未開封) | 12ヶ月以内 記載があれば期間内まで |
コーヒー粉(開封後) | 7~10日 |
賞味期限切れた場合 | 味は落ちるけど飲める |
コーヒー豆の保存方法
コーヒー豆の賞味期限は他の食品に比べると長めに設定されていますが、それはあくまでも適切な保存をしていることが前提です。
先ほど紹介した賞味期限の目安も、しっかり保存をした上での目安…!
保存方法を間違ってしまうと賞味期限が切れていないのに風味が落ちてしまうので注意です。
コーヒー豆を保存する上での注意点
コーヒー豆を保存するにあたっての注意ポイントはこのあたり↓↓
- 酸素に触れる場所は避ける
- 高温・多湿な場所は避ける
- 紫外線や光が当たる場所は避ける
コーヒー豆は「酸素・温度・湿度・光」に弱いので、これらの影響をなるべく抑えられるのがベターです。
まとめると↓↓
キャニスターなどの密閉性の高い容器に入れて、温度変化の少ない暗所で保存。
コーヒー豆は「常温・冷蔵・冷凍」で保存可能
コーヒー豆は「常温・冷蔵・冷凍」の3タイプで保存することができます。状況に応じて使い分けることで、コーヒーの味わいを長期間キープすることができておすすめです。
常温保存がおすすめなシーン
未開封のコーヒー豆や、すぐに飲み切るような場合であれば常温で保存することができます。
具体的な目安としては「7〜10日」程度。このくらいの日数であれば味わいに影響もなく美味しく飲むことができるかと思います。
冷蔵保存がおすすめなシーン
開封してから「10日以上」経つような場合は冷蔵保存を検討してもいいかもしれません。
冷蔵庫に入れて保存する際は、臭い移りがないように密閉力の高い容器に入れて保存するのがおすすめです。
冷凍保存がおすすめなシーン
開封したはいいけど「30日以上」飲む機会がないといった場合は冷凍保存がおすすめです。
コチラも密閉力の高い容器に入れて保存でOK。飲む時は必要な量だけ取り出してそのまま挽いて大丈夫です。
解凍してから飲もうとすると、かえってコーヒー豆に水分が染み渡ってしまい香りが低下してしまう可能性があるので注意です…!
常温 | 未開封 開封後7~10日 |
冷蔵 | 開封後10~30日 |
冷凍 | 開封後30日以上 |
コーヒーの賞味期限まとめ
賞味期限の切れたコーヒーは香りがなく、鼻を挿すようなツーンとした嫌な酸味が広がり、まあ美味しくないです…。
そうならないためにも美味しく飲める期間と、保存方法は知っておいて損なしです…!
メーカーごとにいろいろな見解がありますが、個人的には…↓↓
賞味期限 | 未開封→6カ月 開封後→1ヶ月 |
保存方法 | 未開封→常温 開封後→2週間(常温)/それ以上(冷凍) |
こんな感じで考えています。
とはいえ一番イイのは「期間内に飲み切れる量を買う!」コレが最強です。笑
賞味期限を超えそうな場合はぜひ参考にしてみて下さい…!
新鮮なコーヒーを味わうなら