コスパ最強の呼び声も高い、手挽きコーヒーミル「タイムモアC2」。
コーヒー関連のメディアでは「高級な手挽きミルと比べても遜色ないレベルの機能性」と言われるほど。
実際に使ってみても、コーヒー豆の粒度・挽き時間・使い心地と、かなり満足できる内容になっています。
口コミ評価も鬼高…!
ということで、今回は手挽きコーヒーミル「タイムモアC2」をレビューしていきます。
- タイムモアC2の詳細
- タイムモアC2のスペック
- タイムモアC2の使い心地
安価なコーヒーミルから入ったクチですが、割と雲泥の差で違いがわかります。
買いなおす手間とコストを考えたら、手挽きミルはとりあえずタイムモアC2で間違いないかと…!
TIME MORE(タイムモア)C2のスペックと詳細
まずはスペックと各部の詳細から確認していきましょー。
そもそもタイムモアって?という方はコチラを↓↓
TIME MOREについて
タイムモアは2012年に設立された中国のコーヒー器具メーカー。高い機能性と洗練されたデザインで、プロも愛用するようなプロダクトを多数展開しています。
ちなみにドリップスケールもタイムモアを使っています。コッチもめちゃくちゃイイです。
サイズ | 幅52×高さ147mm |
ハンドル | 159mm |
重量 | 430g |
容量 | 20g |
材質 | 臼:ステンレス ボディ:アルミニウム ハンドル:アルミニウム/樹脂 |
付属品 | ブラシ 収納袋 取扱説明書 |
タイムモアC2はボディがアルミ、刃はステンレス製の臼式タイプ。しっかりとした重量があり安定して挽くことができます。
最大容量は20グラム。ドリップコーヒー2杯分ですね。一度にたくさん挽きたい場合は大きいサイズの「タイムモアC2MAX」というモデルもあります。
- 本体
- ハンドル
- ブラシ
- 収納袋
- 取扱説明書
- 合格書
本体のほかに掃除用のブラシや収納袋も入っているので、初期セットだけで問題なく使用できます。
持ち運び用の袋がついてくるのは地味にうれしいポイント。キャンプなどに持っていく際にも便利ですね。
袋は仕切りが付いていて本体とハンドルを分けて入れることができます。傷がつかないような構造になっているところもいい感じです。
タイムモアC2の詳細
タイムモアC2はボディ全体にダイヤモンドパターンのカットが施されています。
ツルンとしたボディだと挽いてるとき滑ったりもするんですが、このカットのおかげでグリップがあり握りやすい。
手挽きミルは結構な回数ハンドルを回すことになるので、握りやすいのはいいですね。
デザイン面でも重厚感を演出してくれてます。マットな質感も含めて個人的には好み。高級感もあります。
ハンドルはアルミとプラスチック。黒い部分がプラスチックですね。長さは約16cm。基本ハンドルをつけた状態で置いておくと思うのでスペースはそれなりに必要です。
容量は減っちゃいますが、気になる場合はハンドルを折りたためるタイプもあります。
タイムモアC2もハンドルを取り外して持ち運べますが、キャンプメインで使う場合なんかはNANOのほうが使いやすそうですね。
豆を入れるホッパーはこんな感じです。
最大20グラムまで挽くことができます。ここも黒い部分はプラスチックですね。
底の部分は粉受け。アルミ製なので静電気が若干気になるかも。
分解してみる
本体はざっくり3つのパーツ(ハンドル・ボディ・粉受け)に分けられます。
ボディの裏側にはダイヤルがついてまして、これをねじることで挽き具合の調整が可能。
挽き目の調整はハンドルを付けたままやります。
ハンドルが回らないように手で固定して、時計回りにダイヤルが止まるまでねじります。ここが0です。
そこから反時計回りにねじって挽き目を調整していきます。
カチッと1回なったら1クリック。
挽き目の目安はこんな感じです↓↓
- エスプレッソ
10~14クリック - ハンドドリップ
18~24クリック - フレンチプレス
25~27クリック
挽き目は36段階の調整が可能。かなり細かく調整できるので自分好みの挽き具合が見つけられるかと思います。
刃の間隔が狭すぎて空回ったり、故障の原因になるみたいです。
お次はボディの中を確認してみましょう。
分解してみると↓↓
こんな感じのパーツで構成されています。ダイヤルを反時計回りに回し続けると分解が可能。シンプルな構造で簡単に分解できますね。
コーヒーミルのかなめでもある刃はこんな感じです。
臼式タイプです。すっごい鋭利。ステンレス製でいかにも切れ味が良さそう。
といった感じで、構造自体はかなりシンプルな手挽きミル。使い方も簡単。
ところどころプラパーツを使って、コストは抑えつつも肝心なところの質は高いという印象です。
ちなみに公式サイトのタイムモアC2の紹介文では…↓↓
C2が使用している刃の形状・サイズ・材質 (ステンレス) がタイムモア他の上位モデルと同じで、機能に遜色はありません。過剰な機能・材料を省き、残すべきところ (切れ味) を残して価格を下げました。タイムモアのコーヒーミルの中で一番コスパの良いものです。
参照:TIME MORE公式
コスパ最強を公式がしっかり記載していました。
2万円の手挽きミルと肝心なところは一緒。どおりでクオリティ高いわけだ…。
タイムモアC2の使い心地
タイムモアC2は挽き具合・挽き時間・取り回しなどなど、どれを取っても申し分なし…!デザインが気に入ればとりあえずコレってくらい使い心地いいです。
タイムモアC2の挽き具合
まずは挽き具合。タイムモアC2の刃はステンレス製の臼式タイプ。
2枚の刃で挟んで切るようなタイプですね。
内刃と外刃の間隔が狭いと細挽き、間隔が広いと粗挽きといった感じで、粒度のバラつきが少ないのが特徴。
なおかつ切れ味のいいステンレス製なので、コーヒーの味に影響をおよぼす微粉の発生も少なくなっています。
ということで、実際に挽いた豆がコチラ↓↓
中煎りの豆でエスプレッソ・ハンドドリップ・フレンチプレスに対応した3パターンの挽き具合で試してみましたが、粒度のバラつきはほとんどなくキレイに挽けています。
数クリックずらすだけでも粗さの違いが目で確認できます。タイムモアC2は36段階の調整が可能ということで、豆や抽出方法によって細かく使い分けれるのがいいですね。
個人的には22クリックが好みです。
oceanrich G2と比較
比較できる手挽きミルが手元になかったので、電動ですがオーシャンリッチと比べてみました。
オーシャンリッチはセラミック製の臼式タイプになります。タイムモアは22クリック、オーシャンリッチは真ん中の中挽きで挽いてます。どちらもハンドドリップに適した挽き目です。
比べるとタイムモアC2の方がバラつきが少ないように見えました。オーシャンリッチは少し大きめの粒が目立つかなーという感じ。
とはいえオーシャンリッチもセラミック製の小型ミルの中ではかなり優秀だと思います。
タイムモアC2の挽き時間
続いては挽き時間。電動ミルと違いハンドルを回して豆を挽くので、挽くまでにかかる時間も気になるところ。
こちらも3パターンで時間を測ってみました↓↓
クリック数 | 回転数 | 時間 |
---|---|---|
10クリック | 68回 | 59秒 |
22クリック | 40回 | 26秒 |
27クリック | 30回 | 20秒 |
それぞれ中煎りの豆10グラムで計測。ドリップコーヒーのときによく使う22クリックで26秒。これなら毎朝のコーヒーも苦にならないかと思います。
挽き心地もいいですね。かなりスムーズ。以前使っていたセラミック製の手挽きミルと比べると段違い。
浅煎りの豆は少し引っかかるようなところもありますが、中煎り~深煎りはスルスル挽けます。やっぱりステンレス製の刃は偉大…!
タイムモアC2のお手入れ
メンテナンスは付属のブラシを使います。
2杯分のハンドドリップ後でこんな感じです。結構コーヒーの粉はつきます。アルミ製なので静電気はどうしても出ちゃいますね。
そのままにしておくとコーヒーの味に影響してしまうので、こまめに手入れするのがよさそうです。
分解清掃はコーヒーの味がいつもよりスッキリしないなーと感じるくらいのペースでOKかと。
すべてのパーツを外してブラッシング。ブラシで取れない粉はエアブロアーを使うとキレイになります。
100均にも売ってます。
分解清掃は10分くらいかかりました。月一くらいはやっておくとイイかと思います。
タイムモアC2の臼刃はステンレス製なので水洗いはNGです!
水洗いしてしまうとサビてしまったりするので。サビてしまうとせっかくの切れ味が落ち、粉もバラつきやすくなってコーヒーの味も落ちちゃうので注意…!
お手入れはブラシとエアダスターでやるのが間違いないですね。
タイムモアC2の組み立て
分解清掃したあとは組み立て直します。パーツの入れる順番を間違えないように注意です…!
- ハンドルをボディにセット
- ワッシャー、スプリング、刃、ダイヤルの順番に入れる
- ツマミをセットして時計回りにねじる
- 粉受けをセット
↑のような手順で組み立てればOKです。
タイムモアC2まとめ
タイムモアC2は使い心地もよく、おすすめの手挽きミルです。
粒度の調整が細かくできて、エスプレッソからフレンチプレスまで色んな抽出が楽しめます。なにより挽き具合がかなりイイので、味にこだわりたい方にピッタリ。
安価なコーヒーミルを買うのであれば、ちょっと背伸びしてタイムモアC2を選んでもイイかと思います。
「とりあえずコレを選んでおけば失敗はない」といった感じの手挽きミルです!